範馬ヘッドのトンチキ観光

ゼウセンス神殿の高クスク伝

亡くなって28年になる母を偲んで

母は看護婦で婦長まで勤め、病院が戦争のため実家に帰り結婚しました。昔では珍しい職業婦人だったのです。母は何事にも厳しく、妥協を許さず、強い人にしか見えず、尊敬すらしていました。そんな母が脳腫瘍になったのです。その頃はめったにない癌でした。

母には職業柄、隠せないと家族は思っていましたので、告知してもらいました。予想通り潔い母で、生きている間にしたいこと、行きたいところ、食べたいものはないかと尋ねました。死への恐怖はあったはずなのに、「気を遣わないでいつもどおりがいい。」と、淡々と言ったことをおぼえています。今、母に近い年齢になった私は、母のように生きてきたか、潔い最期を迎えられるか、自信がありません。しかし、これからは一日一日を大切にして満足のいく最期を迎えたいと思います。

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